尖閣諸島（中国名：釣魚島）問題以降、日本製品の不買やボイコットが叫ばれている。
しかし、中国の日本アニメ愛好家からすると、ボイコットしきれないほど日本アニメは魅力的なようだ。

　中国大手検索サイト百度の掲示板にこのほど、「日本は嫌いだけど、アニメはやっぱり日本が一番だ」
というスレッドが立てられ、アニメ愛好家たちが議論を交わした。

　スレ主の主張に対し、「正常な中国人ならそう思うだろ！」、「理に適い証拠もある。説得力のある話」など、
スレ主の主張に同意するコメントが多く寄せられた。

　なかには「アニメ大好き、日本も大好き。中国人は死ね！」とまで言うユーザーもいて、
アニメ好きが高じて過激な主張をする中国人もいるようだ。

　中国における日本アニメの人気の高さやクオリティの高さゆえに「日本という国は、
中国を困惑させる国だなぁ」というユーザーもいた。スレ主同様、日本は嫌いだけど
アニメは好きだということになると、いろいろ悩むところがあるのだろう。

　寄せられたコメントの大半は日本アニメを高く評価する意見だったが、
「日本アニメはゆっくりと下り坂を下っているよ。新たなテーマがどんどん少なくなっている」
という指摘もあり、日本アニメの将来を心配しているようであった。

　多くのアニメ愛好家がいる中国だが、知的財産権の概念が希薄なため多くのアニメや
映画がネット上に違法アップロードされている。正規版ではないにもかかわらず、
吹き替えや字幕が付いている動画も多く、無償で翻訳や吹き替えを行っているとは考えにくいため、
違法アップロードをめぐって違法なビジネスが行われている可能性も高い。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0927&f=national_0927_010.shtml