http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131125-OYT1T01187.htm

生徒から没収の「拳銃」本物、職員室で教師誤射

　福岡県糟屋郡内の中学校で、男子生徒が拳銃とみられるものを持ち込み、教職員が取り上げた後、職員室で誤って発射す
る事故が起きていたことが県警や学校への取材でわかった。けが人はいなかったが、生徒は「自宅から持ってきた。偽物だ
と思っていた」と話しており、県警は銃刀法違反の疑いもあるとみて、生徒の家族らから入手経路などを聞いている。

　県警や学校によると、生徒が２０日、教室にフィギュアを持ってきているのを教諭が見つけ、他の持ち物も検査したとこ
ろ、拳銃らしき物を発見。没収して職員室に保管した。別の男性教諭が２３日午後５時頃、職員室で拳銃らしき物を触って
いたところ、誤って発射、椅子に当たったという。この日は祝日だったため、職員室には男性教諭と別の教諭の計２人しか
おらず、けが人はいなかった。

　男性教諭は同日中に教頭に連絡。教頭は２５日になって校長に報告し、校長が県警粕屋署に拳銃らしき物を届け出た。同
署が拳銃や弾丸を調べた結果、回転式拳銃とみられるという。

　男性教諭は同署に「まさか本物とは思わなかった」などと話しているという。校長は取材に対し、「けが人が出なくて良
かったが、警察への通報が遅れるなど問題があった」と話した。
（2013年11月25日21時10分 読売新聞）