由比ヶ浜「えっ……嘘……だよね……？」

雪ノ下「……」

由比ヶ浜「嘘……ヒッキーが……そんな……」

雪ノ下「……」

由比ヶ浜「うわああああああああああああああああぁぁぁぁ」

雪ノ下「……静かにしてっ！！」

由比ヶ浜「ゆきのん……」

雪ノ下「……遺書にはまだ……続きがあるわ」

由比ヶ浜「続き……？」

雪ノ下「手紙の裏よ」

由比ヶ浜「裏……」


『絶対に許さないリスト』

『葉山隼人』

『戸部翔』

『三浦優美子』

『海老名姫菜』

『由比ヶ浜結衣』

『平塚静』

由比ヶ浜「……え」

雪ノ下「……平塚先生は別として、見たところ全員リア充グループの用だけど」

由比ヶ浜「……し、知らｎ」

雪ノ下「……名前が書かれてる以上、なにかしらの事情はしってるはずよね？」ｷﾞﾛ

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん……あたし……ちがうよ……」

雪ノ下「この……」

雪ノ下「この人殺し……っ」ｷﾞﾘ

由比ヶ浜「そ、そんなこと言わないでよ……私たち友達ｄ」

雪ノ下「友達？笑わせないで。この人殺し」

由比ヶ浜「そ、そんな……違うよ！私何もしてないし……全然知らなかったし……！」

雪ノ下「……なにも知らないほど無関心だったってわけね」

由比ヶ浜「そ、そういう意味じゃ……」

雪ノ下「比企谷君のシグナルを見て見ぬふりをした。そうでしょ？」

由比ヶ浜「ちがう……ちがうよ……」ｳﾙｳﾙ

雪ノ下「何が違うの？殺人犯」

由比ヶ浜「っ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

雪ノ下「結局、あなたは比企谷君の友達ではなかった、ということね」

雪ノ下「そして私の友達でもない。今日限りでね」

由比ヶ浜「うっ……うぅ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

雪ノ下「……」

雪ノ下「……私は教室に戻るから。ここで少しは反省したらどう？」ｶﾞﾗﾗﾋﾟｼｬ

由比ヶ浜「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

次の日

教室

由比ヶ浜「や、やっはろ～」

相模「うわ、来たよｗ人殺しがｗｗ」

由比ヶ浜「え……」ｽﾞｷﾝ

ゆっこ「てかよく学校来れたねｗｗ人ひとり死んでんのにさｗｗ葉山グループは他に誰も来てないのにｗ」

遥「神経図太すぎｗｗ」

ﾋｿﾋｿﾋｿﾋｿ

由比ヶ浜「……」

相模「てかさ、比企谷自殺に追い込んだのあんたじゃないの？由比ヶ浜？」

由比ヶ浜「や、やめてよ……私がそんなこと……」

相模「葉山君はそんなことしないしぃ～戸部は葉山君と一緒に行動してるからありえないし」

ゆっこ「そうなると犯人は女子グループっぽいじゃん？海老名さんは真面目だからそういうのなさそうだけど」

遥「となるとイジメとかしそうなのってビッチの三浦と由比ヶ浜しかいないじゃん？」

由比ヶ浜「……な、なんでそういうことになるわけ！？」

相模「ムキになるところがまた怪しい！！」

由比ヶ浜「ふざけないで……！私ヒッキーとよくしゃべってるの見てたでしょ！？」

相模「あー、あんた比企谷のこと好きっぽかったもんねｗ」

由比ヶ浜「え……あ……う……」

相模「でも比企谷って雪ノ下山とよくツルんでたよね？もしかして雪ノ下さんに取られるのが怖かったんじゃないの？」

ゆっこ「あー、ありそう！取られる前に殺しちゃってやつだ！」

相模ゆっこ遥「ひっとごーろしっ！ひっとごーろしっ！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

由比ヶ浜「……やめて。……やめてっ」

相模ゆっこ遥「ひっとごーろしっ！ひっとごーろしっ！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ


クラス「「ひっとごーろしっ！！！ひっとごーろしっ！！！」」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

休み時間

クラス『由比ヶ浜の奴見ろよ……』

クラス『あれ寝たふりだな……あ、今動いた』

クラス『誰とも話したくないからって寝たふりとか……卑怯な奴……』

由比ヶ浜（……クラスのみんなが悪口を言ってるのが聞こえる）

由比ヶ浜（今日はもう帰ろうかな……）

戸塚「由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「……戸塚……くん？」

戸塚「……てよ」

由比ヶ浜「……え？」

戸塚「ヒッキーを返してよ！！この人殺し！！！」

由比ヶ浜「っ……！」ｸﾞｻｯ

戸塚「……」ｶﾞﾗﾗﾋﾟｼｬ

由比ヶ浜「うっ……うぅ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

クラス『うわ泣いてるし……自業自得だろ……キモ……』

由比ヶ浜「うっ……うぅ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

平塚「由比ヶ浜はいるか？」ｶﾞﾗｯ

戸塚「平塚先生……」

由比ヶ浜「い、いますけど……」

平塚「目を腫らして……泣いていたのか？」

由比ヶ浜「ち、違います……！」

平塚「……まあいい。至急部室に来てくれ。大変なことになった」

由比ヶ浜「は、はい……」

部室

『さよなら』

由比ヶ浜「う……そ……」

平塚「おそらく……後追いだろうな」

由比ヶ浜「そんな……ゆきのんが……」

平塚「表情には出さないもののあいつにとっては気が狂うほどの出来事だったんだろう」

由比ヶ浜「そんな……」

平塚「全部お前のせいだぞ、由比ヶ浜」

由比ヶ浜「……え？」

平塚「全部お前のせいだと言ったのだ。だって私は何もしてないからな」

由比ヶ浜「ちょ、ちょっと待ってください……！私もなにも」

平塚「ここまでの大事になったら世間に公表しなきゃいけないんだ」

平塚「私は何もしていない。なのに人が死ぬなんておかしいだろう？」

由比ヶ浜「先……生……？」

平塚「管理責任はあるかもしれん。でも学校が把握しているいじめの事実は無いとおかしいだろう？」

平塚「明日学校は会見を開く。お前には言っておかなければいけないと思ったんだ。じゃあな」ｶﾞﾗﾗﾋﾟｼｬｯ

由比ヶ浜「……」

由比ヶ浜（なんなの……これ……？）

由比ヶ浜（そっか……夢だ。これは夢なんだ。今起きてるのは全部夢）

由比ヶ浜（目が覚めたらヒッキーがいて……ゆきのんがいて……奉仕部があって……）

由比ヶ浜（三人で話してる所に先生が来て……奉仕部の活動が始まるんだ……）

由比ヶ浜（夢……全部夢だ……なにもかも夢……）

由比ヶ浜（こんな嫌な夢……）

由比ヶ浜「早く覚めなきゃ」

ｽｯ

……rﾙﾙﾙ

プルルルルルルル！

由比ヶ浜「……はっ！？」

由比ヶ浜「はぁっ……はぁっ……よ、よかったぁぁ……」ｼﾞﾜ

プルルルルルルル！！

由比ヶ浜「って……これ目覚ましじゃなくて電話じゃん！は、はい！もしもし！！」

八幡『お、やっと出たか？体調悪いのか？』

由比ヶ浜「え？全然だけど。なんで？」

八幡『おい。じゃあなんで学校来ないんだよ』

由比ヶ浜「え？」

八幡『今何時だと思ってるんだ？』

由比ヶ浜「そりゃあ10時にじゅっ……」

由比ヶ浜「ち、遅刻じゃ～～～～～～～～～～～～～ん！！！！」



-完-

おい、おい

よかった

逃げたな
でもこのまま行っても鬱エンドだし許す

乙