1: オムコシφ ★ 2013/11/11(月) 15:03:07.37 ID:???
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 人気アニメの劇場版第3弾『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 』が、いよいよ公開となった。
これほどまでに熱気と期待を持って迎えられる映画も、そうないのではないだろうか。
テレビシリーズをベースに製作された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語』を経て、満を持して送り出される完全新作。
声優の悠木碧(鹿目まどか)と斎藤千和(暁美ほむら)のもとを訪ね、
[新編]に込めた思い、そして、まどかとほむらの想いについて語り合ってもらった。

 まどかが、魔法少女を救うため“円環の理”という概念になり、壮大な展開で幕を閉じた前作。
総監督・新房昭之、脚本・虚淵玄(ニトロプラス)と、一筋縄ではいかない作品を生み出してきたタッグだけに、描かれる“その後”の世界に注目が集まった。
悠木は脚本の印象を、こう語る。
「とても完成された前作だったので、どうやってもう一度、まどかを出すんだろうと思いました。
あれだけきれいに終わったので、ちょっとだけ不安もあったのですが、
とんでもない! 『あれが途中だったんだ!』と本当に衝撃的でした。
プロの職業に就いた天才って、やっぱりすごい方たちなんだなと感動しました」。

 斎藤は、「脚本を初めて読んだ時は、すごく疲れてしまって(笑)」と振り返る。「情報量と熱量に圧倒されました。
『うわ、こう来たか!』と思って、『これは、負けられない』という気持ちになりました」という。
この『負けられない』という気持ちは、本シリーズに携る上で、常に感じることのようで、
「色々なセクションのプロが出してくるものに、それぞれが『負けられない!』という気持ちで応えるんです。
こちらが演じたものを聞いて、絵の方が『もっと直さなきゃ』と合わせることもあるし、アフレコの時点では出来上がっていなかった絵が完成して、その絵に合うように声を録り直すこともある。
[新編]もギリギリまで、全力を出しきっています」と、現場の熱を明かしてくれた。

 悠木は、「“個”ができあがっていない14才の少女」と前作までのまどかを分析。「自分に自信がない子なんですよね。まだ、『自分ってどこなのかな?』と模索している状態で。
その中で、“自分”を持っている子たちに囲まれていって、全員分の意見を聞いて、『あ、ここが私の場所なんだ』と思い、まどかは概念になったんです」。
では、[新編]を演じる上で気をつけたこととは何だろう?「いかにキラキラと、いかに可愛く、いとおしい存在にするかですね」とニッコリ。
これには斎藤も「まどかの一番のファン、マニアであるほむらとしても、完璧なまどかでした!」と太鼓判だ。

 一方の斎藤は、ほむらを「葛藤する、人間らしい人」という。
「彼女は今回、すごく葛藤しながら答えを見つけていくんです。
自分に都合の良い選択をしたり、
こちらが正解だと思いながらも、楽な道を選んだことって、大人だと誰もが経験したことがあると思うんです。
そういう、“正しくない自分”を見た時に、人はどのような反応をするのかということを、突きつけられるというか。
今回の[新編]を通して、自分が蓋をしていた、痛い部分をえぐり出されるような気がして。
ゾワッとする感覚があの2時間に詰まっている」と、あらゆる“心残り”を掬い取ろうとする[新編]の魅力を吐露。

 時間遡行の魔法を使い、まどかを救おうと何度もループを繰り返してきたほむら。シリーズを通して、物語を引っ張るもののひとつが、ほむらのまどかへの深い思いだ。
斎藤は、「思春期だからこそ、潔癖さゆえの思いだと感じる。
それは、大人でも『ああ!私もそんな気持ちあった!』と思う、すごくヴィヴィッドな感情です。
純粋な部分を、グラグラと揺さぶられる感じがします」と、ほむらの思いに心を寄せる。

 悠木は「人を思う気持ちって、人間の行動の原動力になるもの。
何かを起こす時に、勇気を与えてくれるものなんですよね」とうなずく。
すると斎藤は「ほむらの思いは、"もらう"より"与える"ほうが強いんだと思います。
両想いになるということは、思い合う、もらい合う、与え合う、というバランスがとれた時にはじめて成立するんだなと思うんです」と熱がこもる。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw834722

クランクイン!:2013年11月11日(月)12時15分配信

※続く

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